ホームジムの作り方は?メリット・デメリット・注意点も解説

ホームジム

最近ではフィットネスクラブなどに通わず、自宅にホームジムを作る人も増えてきました。

今回は、元フィットネス用品店の店長である筆者が『ホームジムの作り方』を解説。

ホームジムを作るまでの流れやメリットとデメリット、注意すべきポイントについてお話しします。

ホームジムを作ろうかな…」と検討されている方は必見です。

ホームジムとは?

ホームジムとは、その名の通り『自宅のトレーニングジム』のこと。

自宅の空き部屋やガレージに、筋トレマシンを設置して自分だけのジムを作ることを指します。

ホームジムがあれば、ジムまでの移動時間を節約したり、他人の目を気にすることなくトレーニングが可能です。

メリットが多いので、最近では自宅にホームジムを作る人も増えてきました。

初期費用こそかかりますが、長期的に見ればジムの月額料金を支払い続けるよりも割安です。

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完全にプライベートな空間なので、スポーツジムよりもトレーニングに集中できるのが魅力!

ホームジム作りのメリット

まずはホームジムを作るメリットを解説したいと思います。

ホームジムを作る主なメリットは以下の3つです。

  • 人目を気にせずトレーニングに集中できる
  • スポーツジムに通うよりも割安
  • 時間の節約ができる

それでは順に解説していきます。

人目を気にせずトレーニングに集中できる

ホームジムを作る最大のメリットは「トレーニングに集中しやすい」ことです。

フィットネスクラブやスポーツジムでは、どうしても他の利用者の目があります。

大きな声を出したり、マシンの長時間利用も不可能です。しかしホームジムなら制限がほとんどありません。

他人の目を気にする必要が無いので、思う存分トレーニングに集中することが可能です。

スポーツジムに通うよりも割安

でもホームジムを作るのって高いんじゃない?」と考える人も多いはず。

確かにホームジムを作るには、最低でも30万円以上の初期費用が必要です。

しかし月1万円のジムに通うとすると、3年間で元を取ることができます。

さらに交通費も節約できるので、ホームジムの方が長期的に見ればお金を節約することが出来るのです。

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いつでも好きな時間にトレーニングできるのがホームジムの大きなメリット!

時間の節約ができる

ホームジムを作ることのメリットは、時間の節約が出来ることです。

どれだけ自宅から近いジムでも『往復時間・荷物の準備・ロッカーでの着替え』など多くの時間を消費します。

ホームジムならば、これらの時間を大幅に節約することが可能です。

時間を大幅に節約することが出来るのが、ホームジムを作る大きなメリットでもあります。

ホームジムを作るデメリット

ホームジムを作ることは、当然メリットばかりではありません。

デメリットも考慮したうえで「ホームジムを作るかどうか」を検討しなければなりません。

ホームジムを作ることのデメリットは以下の3つです。

  • 初期費用が高い
  • 設置できるマシンの数が少ない
  • メンテナンスは基本的に自分で行う必要がある

それでは順に解説していきます。

初期費用が高い

初期費用が高いことが、ホームジムを作る際の大きなデメリットです。

ホームジムを作るには、最低でも30万円程の初期費用がかかります。

一度に数十万円の出費が難しい人は、ホームジムを作ることは難しいかもしれません。

ただし、クレジットカードで器具を購入するならば、分割払いを利用することも可能です。

設置できるマシンの数が少ない

ホームジムでは、確保できるスペース分のマシンしか設置できません。

フィットネスクラブの様に、数十種類のマシンを自宅に設置することは非現実的です。

ただし最近では『複合マシン』と呼ばれる家庭用マシンも販売されています。

一台で数十種類のトレーニングが可能なので、大幅にスペースを節約できます。

確保できるスペースがあまり無い場合は、複合マシンの購入もおすすめです。

メンテナンスは基本的に自分で行う必要がある

ホームジムを設置した場合、アフターメンテナンスは基本的に自分で行う必要があります。

もちろんアフターメンテナンスを一定期間無料で行ってくれるショップもありますが、それでも簡単なメンテナンス(オイルの塗布など)は自分で行わなければなりません。

トレーニングマシンは、メンテナンス無しでは快適に使用し続けることはできません。

メンテナンスを自分で行う必要があることを理解したうえで、ホームジムを作るか検討しましょう。

ホームジムを作るまでの流れ

次に『ホームジムを作るまでの流れ』について解説していきたいと思います。

マシンを購入しホームジムを作るには、いくつかの段階を踏む必要があります。

段階を踏まないと「購入したのに設置できない…」という自体が発生してしまうケースも。

必ず以下の流れに沿ってマシンを購入してください。

  1. 必要なスペースを確保する
  2. インターネットや専門ショップで見積もりを出す
  3. 実際に購入する
  4. マシンを組み立てる
  5. マシンを使用する

それでは順に解説していきます。

1.必要なスペースを確保する

まずはホームジムを設置する場所を選定しましょう。

確保するスペースの広さは、設置したいマシンの面積によって異なります。

マシンのサイズを調べ、必要なスペースが確保できる場所に設置しましょう。

例えば『パワーラックを1台・ベンチ台を1台・ラバーマット』を設置したいとします。この場合はラバーマットのサイズ分のスペース確保が必須です。

補足:設計図を作成してみる

設置したいマシン決めたけど具体的なイメージが湧かない…」という方は、設計図を作成してみましょう。

上記は、筆者が実際に作成したホームジムの設計図です。

『TUFFSTUFF社』が提供している、マシン設計図アプリで作成することができます。

設計図を作成することで、より具体的なイメージが湧くはずです。

TUFFSTUFF シュミレーション(マシン設計図)

2.見積もりを作成する

設置するマシンが決まったら、次は費用を算出するために『見積もり』を作成します。

実店舗でマシンを購入する人は、お店側に見積書の作成を依頼します。

ネットショップでマシンを購入する場合は、自身で金額を計算しましょう。

ホームジム作りは非常に高額な費用が発生します。

必ず見積もりを作成し、自分の予算に見合った範囲でマシンを購入しましょう。

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お店で見積もりを算出するなら思い切って値段交渉してみるのが得策!
無駄な費用がかかっていることもあるので、交渉は大切です。

3.実際に購入する

見積もりを算出して値段を確認したら、いよいよマシンを購入します。

ここで注意すべきことは「必要なマシンやアタッチメントが全て揃っているか」を再確認すること。

専門ショップでの購入なら販売員からの再確認がありますが、ネットショップでは自分だけでカートの中身をチェックする必要があります。

パワーラックは来たけど、肝心のバーベルがない」というケースもあり得るので、再確認は徹底しましょう。

4.マシンを組み立てる

マシンを購入して、自宅に購入したら実際に組み立てる必要があります。

家に届いたマシンを自分で組み立てますが、ここで注意すべきことがいくつかあります。

  1. 必要な工具は揃っているか:一部、工具が付属されていないマシンがあります
  2. 組み立てるための人員は足りているか:大型のマシンだと一人では組立ができない場合も
  3. ゴミ処理に注意:マシンはかなりのゴミ(ダンボールや発泡スチロール)が発生します

以上の点に注意したうえで、組立を行いましょう。

特に大型のマシンを一人で組み立てるのは、非常に危険です。

パワーラックや複合マシンなどは、出来るだけ複数人で組み立てることをおすすめします。

5.マシンを使用する

マシンの組立が終わったら、実際にマシンを使用していきます。

ただし使用前に「ボルトの緩みはないか」「フレームはしっかりとハマっているか」を必ずチェックしてください。

特にあまりマシンを組み立てた経験が無い人は、ボルトの締めが甘いことがあります。

組立が甘いと、思わぬ事故が発生する危険性があるので注意が必要です。

安全確保を徹底したうえで、マシンの使用を開始してください。

ホームジムを作る際に注意すべきポイント

ホームジムを作り際に注意すべきポイントについて解説します。

ホームジムを設置する際は、思わぬトラブルが発生してしまう可能性があります。

以下の5つのポイントを意識したうえで、マシンを購入しましょう

  • 天井の高さと床の耐久度は要注意
  • 自分で組み立てるなら工具が必要
  • 大型のマシンを一人で組み立てるのは危険
  • マシンの納期に注意する
  • 送料・組立設置費も考慮する

それでは順に解説していきます。

天井の高さと床の耐久度は要注意

マシンを購入する前に、必ず『天井の高さ』と『床の耐久度』をチェックしておきましょう。

天井の高さは「購入するマシンの高さより、最低10cm以上」を確保しておくのがベスト。

あまりにギリギリの高さだと、組み立てができない可能性があります。

同時に『床の耐久度』にも目を向けることが大切です。

一般的に木造住宅の床の強度は180㎏/㎡とされています(建築基準法施行令第85条)。

ただし物件によって床の耐久度は異なります。可能であれば、不動産や建築会社に前もって床の耐久度を確認しておきましょう。

自分で組み立てるなら工具が必要

ネットショップでマシンを購入した場合は、基本的に組立は自分で行うことになります。

マシンメーカーによりますが、組立に必要な工具は自分で揃えなくてはいけないことも多いです。

最低限必要な工具を紹介しておきます。

工具名使用用途
ラチェットレンチ+ソケット(各口径)ボルト締め
アジャスタブルレンチボルト締め
六角レンチボルト締め
プラスドライバーボルト締め
カッター梱包開封時
ラバーマレット
(ゴムハンマー)
緊急事に使用
シリコンスプレーメンテナンス用

これだけあれば、大よそのマシンは組立ができます。

ただし必要な工具は、マシン購入前に必ず確認しておきましょう

大型のマシンを一人で組み立てるのは危険

大型のマシンを組み立てる際は、必ず2人以上で作業を行うようにしましょう。

あまり経験の無い人が、大型マシンを一人で組み立てるのは非常に危険です。

特に『パワーラック』などの大型マシンは、重量も高さもあるので一人で組み立てるのは避けるのがベスト。

組立人員が確保できないのであれば、業者に組立を依頼するのがおすすめです。

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費用はかかりますが、業者であればスムーズかつ正確に組立を行ってくれます。
経験がないと丸一日組時間がかかる場合もあるので、出来るだけ業者に依頼しましょう。

マシンの納期に注意する

人気のあるマシンは、納期までに時間がかかることがあります。

今すぐホームジムを作りたい!」と思っても、実際に納期が2,3ヶ月かかることも珍しくありません。

ホームジムを作る際は、2〜3ヶ月程度のマシン納期がかかる事を予め考慮しておきましょう。

どうしても今直ぐホームジムを作りたい方は、ネットショップで即納可能なものを選ぶのがおすすめです。

送料・組立設置費を考慮する

ホームジムにかかる費用は、本体料金だけではありません。

送料無料の商品は多くありますが、組立設置費は別途請求されることがほとんど。

特に専門ショップでマシンを購入した場合は、ほとんどのマシンに送料と組立設置費が別でかかります。

ホームジムを作る際は、マシンの料金以外にも費用が発生することを理解しておきましょう。

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専門ショップは送料や組立費がかかる分、マシンの提案からアフターサービスまで行ってくれるのがメリット!必ずしもネットショップでの購入がベストではありません。

まとめ

いかがでしたでしょうか?

今回はホームジムの作り方について解説しました。

ホームジムを作ることはトレーニング好きの方なら、1度は憧れたことがあるのではないでしょうか。

以前に比べて現在は、ホームジムを作るハードルもかなり低くなりました。

今回の内容を参考にぜひホームジム作りを検討してみてください。

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