■プロテインって飲んでも太らないの?
■ダイエット中でプロテインを飲んでいるけれど大丈夫?
■何だかプロテインを飲み始めてから太った気がする…
上記の疑問やお悩みをお持ちではありませんか?
最近ではボディビルダーに関わらず、多くの方がプロテインを摂取するようになりました。
そしてストイックにボディメイクやダイエットに取り組んでいる方ほど「プロテインって飲んでも太らない?大丈夫?」と不安になるものです。
そこで今回は、現役のボディビルダーである筆者が、「プロテインを飲んだら太るのか?」について解説していきます。
この記事を読むことで、プロテインで太らないためのポイントや選び方を理解することができます。

サプリメントやトレーニングギアなどを扱うフィットネス用品店の店長として4年間勤務。現在はフィットネス関連の情報を発信しながら、ボディビルダーとして活動もしています。
結論:プロテインは飲み過ぎると太る

先に結論から言うと、プロテインは太るリスクがあります。
理由は、プロテインにも『カロリー(熱量)』があるからです。
プロテインにはタンパク質の他に、糖質や脂質も僅かに含まれています。
タンパク質だけなら太る原因とはなりにくいですが、糖質や脂質も同時に摂取するので、飲み過ぎれば当然太ります。
揚げ物やスナック菓子を食べるよりは圧倒的にリスクは少ないですが、太るリスクがゼロではありません。

「プロテインならどれだけ飲んでも平気!」という考えは危険です!
プロテインで太らないための3つのポイント

ここでは『プロテインで太らないために注意すべきポイント』を解説していきます。
プロテインは太るリスクもある一方で、最強のダイエットアイテムにもなることは間違いありません。
大切なことは、摂取方法や商品の選択を間違えないことです。
ここでお話しする3つのポイントを意識することで、プロテインで太るリスクを減らすことができます。
一日に必要なタンパク質量を把握する
まずは「自分には一日にどのくらいのタンパク質量が必要なのか?」を把握しましょう。
自分に必要なタンパク質量を知ることで、過剰なプロテインの摂取を避けることができます。
厚生労働省では、『18歳以上の男性の推奨量は60g/日、女性では50g/日』が目安とされています。
最低でも上記のタンパク質は、一日で確保するようにしましょう。
ただしダイエット中の方やトレーニーの場合は、上記よりも多くのタンパク質を摂取する必要があります。
ダイエット中またはトレーニングをする人が必要なタンパク質量
ダイエット中の方や日々トレーニングをする方は、体重×1.5g〜2.5gのタンパク質摂取量が必要とされています。
特にダイエット中の方は、糖質や脂質の摂取が制限されるため、普段よりも多くのタンパク質が必要となるのです。
ダイエット中にタンパク質の摂取量が少なくなると、筋肉はみるみる削れていきます。
ダイエット中の方は、食べられるものが制限されるため、必要なタンパク質を全て食事で補うのは難しいもの。
そこでプロテインを活用しましょう。
トレーニング後の栄養補給として利用する
プロテインで太らないためには、『トレーニング直後』でのプロテイン摂取が最もおすすめです。
トレーニング直後は、エネルギー不足状態なので、プロテインを摂取してもまず太ることはありません。
むしろ傷ついた筋肉を回復させるために必要なタンパク質を補給できるので、ボディメイクやダイエットにもより効果的です。
「プロテインで太るのが怖い…」という方は、まずトレーニング直後の摂取からスタートしてみましょう。
プロテインに頼りすぎない
プロテインで太ってしまう方の原因の多くは、プロテインに頼りすぎてしまうからです。
食事でタンパク質を補う意識が低くなり、プロテインを過剰摂取してしまうと太る原因になります。
あくまでプロテインは『不足しているタンパク質を補うためのもの』です。
「調理なしで手軽にタンパク質を補給できるから」とプロテインばかり摂取していると、むしろダイエットに逆効果となる可能性もあります。
あくまでプロテインは『補助食』であることを理解しておく。
「甘くて美味しいから…」と飲み過ぎてしまうと太る原因になります。
太らないプロテインの選び方

プロテインで太らないためには『商品の選び方』も重要になってきます。
現在、プロテインは星の数ほど発売されていますが、品質が低いプロテインも多いのが事実です。
何の知識もなくプロテインを選ぶと、ダイエットとは逆効果のものを購入してしまう可能性もあります。
ここで紹介する3つのポイントを意識することで、太る心配がないプロテインを選ぶことができるはずです。
WPIまたはCFM製法のものを選ぶ
プロテインを選ぶ時には『製法』に着目することが大切です。
プロテインには代表的な3つの製法があります。
・WPC製法:最もベーシックな製法。価格は安いが、糖質・脂質が含まれる
・WPI製法:WPCよりも優れた製法。糖質・脂質の除去率が高い
・CFM製法:プロテイン製造法の中では最高ランク。WPIよりも糖質・脂質の除去率に優れる
製法のランクが高いほどに価格も高くなりますが、その分だけ糖質・脂質の除去率に優れています。
プロテインで太るリスクを避けるには、WPI製法または、値段は高いですがCFM製法のものを選ぶのがおすすめです。
ソイプロテインを活用する
プロテインで太らないためには、ソイプロテインを活用するのもおすすめです。
ソイプロテインはホエイプロテインに比べて、ヘルシーで腹持ちも良いので、ダイエット中の間食としても利用できます。
また値段もホエイより安いので、手軽に購入できるのもメリットです。
ソイプロテインは女性ホルモンである『エストロゲン』に働きかける作用もあります。
ダイエットだけでなく、美容にも効果的なのがソイプロテインの魅力です。
大容量・低価格のプロテインには注意
最近では多くのメーカーからプロテインが発売されていますが、中には『大容量・低価格』のプロテインも発売されています。
基本的に安いプロテインは『WPC製法』で作られていることが多く、大量に摂取すると太る原因になります。
もちろん低価格のプロテインが一概に悪い訳ではありませんが、ダイエット中でストイックなボディメイクを行いたい方には、やや不向きかもしれません。

プロテインで太らないためには、出来るだけ『高品質』なプロテインを選ぶことが大切です!
太らないおすすめのプロテイン
ここでは実際に「プロテインで太るリスクを無くしたい…」という方に、おすすめのプロテインを紹介します。
どんなに摂取方法が正しくても、飲んでいるプロテインに脂質や糖質が多く含まれていると、元も子もありません。
ここで紹介するプロテインは、どれも高品質でアスリートやボディビルダーにも多く活用されています。
ぜひプロテイン選びの参考にしてみてください。
ゴールドジム CFM ホエイプロテイン

大手フィットネスクラブ『GOLD’S GYM(ゴールドジム)』が発売しているプロテインです。
CFM製法という、現在では最も優れた製造法で作られています。
糖質や脂質が限りなく除去されており、ダイエット中の方でも太る心配なく摂取することが可能です。
日本人好みのスッキリとした味付けなので、美味しく飲むことができます。
種類 | CFM(Cross Flow Microfiltration) |
内容量(g) | 600g |
価格(税込) | 6,696円 ※メーカー希望小売価格 |
味 | ミックスベリー、バナナシェイク、リッチミルク、ダブルチョコレート、プレーン |
タンパク質量 | 27.6g(1食30gあたり)※フレーバーによって若干の差あり |
ファインラボ ホエイプロテイン ピュアアイソレート

国内サプリメントブランド『ファインラボ』が発売するCFMホエイプロテインです。
WPC製法に比べて糖質・脂質の除去率に優れているので、ダイエット中の方に非常におすすめできます。
また人工甘味料の使用量も少なく、スッキリ飲めることも魅力です。
ファインラボはアスリートやボディビルビルダーにも多く利用されているブランドです。
ストイックな身体を目指す方にも適したこだわりのプロテインになります。
種類 | CFM(Cross Flow Microfiltration) |
内容量(g) | 1,000g |
価格(税込) | 6,480円(メーカー希望小売価格) |
味のラインナップ | ミルクココア、フルーツミックス、メロン、ストロベリー、プレーン |
タンパク質量 | 17.0g(20gあたり)※フレーバーによって若干の差あり |
ビーレジェンド WPIプロテイン

国内プロテインの中でも大人気の『ビーレジェンド』のWPIホエイプロテインになります。
WPIホエイは、CFMにはやや劣りますが、糖質・脂質の除去率に優れた製法です。
価格も『1kgあたり4,100円(税込)』とWPIホエイの中では、国内トップクラスのコスパを誇ります。
「安くても出来るだけ太りにくいプロテインが欲しい!」という方におすすめです。
種類 | ホエイプロテイン・アイソレート(WPI) |
内容量(g) | 1,000g |
価格(税込) | 4,100円 ※メーカー希望小売価格 |
味 | 地中海レモン風味 |
タンパク質量 | 24.3g(1食29gあたり) |
ザバス ソイプロテイン100

国内サプリメントブランドでトップシェアを誇る『ザバス』のソイプロテインです。
ココアフレーバーで飲みやすく、大豆独特の青臭さもあまり感じません。牛乳に溶かすことで、より飲みやすくなります。
ソイプロテインは食物繊維も豊富で、吸収が穏やかなので、間食や置き換えダイエットにもおすすめです。
ザバスのプロテインはネットショップはもちろん、薬局やスーパーでも販売されています。
手軽に購入できるのも大きな魅力です。
種類 | ソイ(大豆)プロテイン |
内容量(g) | 945g |
価格(税込) | 4,830円 |
味のラインナップ | ココア、ミルクティー |
タンパク質量 | 15g(21gあたり) |
オプチマム ゴールドスタンダード100%ホエイプロテイン
海外ブランド『オプチマム』が発売しているWPIホエイプロテインになります。
海外産プロテインの中では、日本トップシェアを誇る大人気のホエイプロテインです。
WPI製法で糖質・脂質の除去率に優れているのはもちろん、リカバリーには欠かせないグルタミンも同時配合しています。
「海外産プロテインで太りにくいものが欲しい!」という方におすすめです。
ゴールドスタンダードは味も美味しいのも魅了。
人工甘味料独特の風味が少なく、日本人にも飲みやすいことが特徴です。
種類 | ホエイプロテイン・アイソレート(WPI) |
内容量(kg) | 2.23kg |
価格(税込) | 8,390円 ※メーカー希望小売価格 |
味のラインナップ | エクストリームミルクチョコレート、クッキー&クリーム、ダブルリッチチョコレート、チョコレートヘーゼルナッツ、デリシャスストロベリー、バナナクリーム、バニラアイスクリーム、フレンチバニラ、モカカプチーノ |
タンパク質量 | 24g(1食31gあたり)※フレーバーによって若干の差あり |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
プロテインはダイエットやボディメイクに欠かせないアイテムです。
しかし摂取方法や商品選択を間違えてしまうと、太ってしまう原因にもなり得ます。
今回お話しした内容を参考に、プロテインを正しく有効に活用してください。
またFitLabでは、読者の方からのボディメイクやサプリメントに関する質問や相談を『無料』で受け付けています。
もしご質問やご相談があれば問い合わせフォームからお気軽にお伝えください。
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