最近ではスポーツジムやフィットネスクラブに通わずに、自宅にホームジムを作る方も増えてきました。
そんなホームジムに設置するマシンの中で、最も人気のあるマシンがパワーラックです。
そこで今回はフィットネス用品店店長として4年間働いた筆者が、厳選したパワーラックを15選ご紹介します。
「ホームジムにパワーラックを設置しようかな…」と検討されている方は必見です。
フィットネス用品店の店長として4年間働いていました!
これまで個人はもちろん、パーソナルジムやフィットネスクラブのマシン販売・設置を行ってきました。
今回は、その経験を生かしてホームジム作りにおすすめのパワーラックを15種紹介します!
パワーラックは初心者から上級者までおすすめの器具
パワーラックはホームジムに設置するマシンの中で、最も人気のある器具です。
パワーラックが人気である理由は「スクワットやベンチプレスなど、様々な種目を1台で行えるから」です。
トレーニングの基本種目である『ビッグ3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)』をパワーラック1台で行うことが可能です。またビッグ3以外にも、腕や背中のトレーニングも行うことができます。
パワーラックは、初心者から上級者まで幅広い層に適したマシン器具なのです。
●パワーラック一台で様々なバリエーションのトレーニングが可能
●初心者〜上級者までおすすめできる器具
●自宅でトレーニングをしたい人に最適
パワーラックを選ぶ際の5つのポイント
パワーラックを購入する際には、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。
単純に見た目や価格で選んでしまうと、買った後に後悔してしまう可能性があるので、必ず以下のポイントを理解したうえで、購入するようにしましょう。
- パワーラックの本体サイズに着目する
- 部屋のサイズを確認しておく
- セーフティーバーはワンタッチ式のものがおすすめ
- 高重量トレーニングをするなら耐荷重量にも注意する
- 組立は2人以上でする
それでは順に解説していきます。
パワーラックの本体サイズに着目する
まずは、パワーラックの本体サイズを確認しましょう。
特にパワーラックは、2mを超える高さがあるものが多いです。そのため部屋の天井高が2m以下の場合は、設置自体が困難になります。
目安として天井高より、最低でも10cm以上の余裕があるパワーラックを選択しましょう。天井高ギリギリのサイズのパワーラックだと、設置は可能でも組立が出来ない可能性があるからです。
部屋のサイズを確認する
パワーラックを購入する場合は、必ず部屋のサイズを前もって確認する必要があります。
天井高はもちろん、部屋の全長も確認しておきましょう。
パワーラックを設置する場合は、同時にバーベルバーも購入するはずです。パワーラックに設置できるバーベルバーは、最低でも1.8m以上の長さになります。
つまり部屋の全長が1.8M以下しかないと「パワーラックを設置したのに、トレーニングができない…」ということになってしまうので注意しましょう。
セーフティーバーはワンタッチ式のものがおすすめ
パワーラックのセーフティーバーには『取り外し式』と『ワンタッチ式』の2種類のタイプがあります。
価格は少し高くなりますが、ワンタッチ式の方が、圧倒的におすすめです。
ワンタッチ式だと取り外す手間がないため、よりスムーズにトレーニングを行うことができます。
また取り外し式と違って、音も発生しないので夜間のトレーニングにも適しています。
高重量トレーニングをするなら耐荷重量にも注意する
100kgを超えるような高重量トレーニングをしたい方は、パワーラックの耐荷重量にも着目しなければなりません。
特に10万円以下で購入できるパワーラックを選択する際は注意が必要です。耐荷重量が100kg以下のパワーラックもあるので、これだと100kgを超える高重量のトレーニングには絶対に耐えられません。
高重量トレーニングを行いたい方は『耐荷重量250kg以上のパワーラック』を選ぶのをおすすめします。
やや値段は張りますが、安全にトレーニングをするためにも、耐荷重量には妥協しないようにしましょう。
組立は2人以上でする
パワーラックをネットショップで購入した場合は、組立は基本的に自分で行うことになります。
パワーラックの組立で注意すべきは「組立を1人で行わないこと」です。
組立自体は難しくはないですが、パワーラックの天板をはめる時は危険が伴います。天板をはめる時に万が一転んでしまうと、怪我をしてしまう可能性が高いです。
これまでマシンの組立経験が無い人は、家族や友人に組立作業を手伝ってもらうようにしましょう。
どうしても組立を手伝ってくれる人がいない場合は、専門ショップで組立作業を依頼するのが無難です。
パワーラックの組み立てに必要なもの
パワーラックの組み立てに必要なものは主に以下の5つです。
- 六角レンチ:ボルト締めに使用
- レンチ:ボルト締めに使用
- ラチェットレンチ:ボルト締めに使用
- 脚立:パワーラックの上部の取り付け時に使用
- カッター:段ボールの開梱に使用
上記の工具があれば基本的にパワーラックの組み立ては可能です。
またパワーラックの中には組み立てに必要な最低限の工具を同梱してくれている場合があります。
必要な工具については、説明書に記載されていることがほとんどなので、自宅に届いた後に説明書を確認してから工具を購入しても構いません。
特にラチェットレンチの購入は必須。レンチだけだと組立に時間がかかるだけでなく、締めが甘くなる可能性があります。
おすすめのパワーラック15選
おすすめのパワーラックをご紹介していきます。
最近では多くのメーカーがパワーラックを発売していますが、「とりあえず安いから」といって適当に選んでしまうと、思わぬトラブルが発生してしまう可能性もあります。
ここで記載する内容を参考に、自宅に設置できるサイズであるかも確認してから購入しましょう。
1.TUFFSTUFF パワーラック CPR-265
アメリカの大手マシンメーカー『TUFFSTUFF(タフスタッフ)』が製造・販売している家庭用パワーラックとなります。
家庭用パワーラックの中で品質と人気はダントツです。
高重量トレーニングにも耐える頑強なフレームに加え、ワンタッチ式でセーフティバーを移動することが出来るので『品質重視』でパワーラックを選ぶなら、これ一択だと思います。
RIZAPをはじめ、多くのパーソルジムでも導入されており、品質は折り紙付です。
サイズ | 幅130×奥行145×高213(cm) |
本体重量 | 99kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 203,500円 |
2.TUFFSTUFF CHR-500 ハーフケージ
アメリカのトレーニング器具ブランド『TUFFSTUFF(タフスタッフ)』が発売しているハーフラック。
『本体重量107kg』『耐荷重量270kg』と非常に高スペックで、高強度トレーニングにも十分耐えられるハーフラックです。
さらにセーフティーバーは『ワンタッチ式』でスムーズに高さを調整することが可能。プレートホルダーが標準装備されているので、プレートツリーを別途購入する必要もありません。
「スペックの高いハーフラックが欲しい!」という方には非常におすすめです。
サイズ | 幅165×奥行150×高さ213(cm) |
本体重量 | 107kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 264,000円 |
3.POWERTEC WB-PR19 パワーラック
海外のマシンメーカー『POWERTEC(パワーテック)』が発売する家庭用モデルのパワーラックです。
最大の魅力は『耐荷重性能』にあります。なんと『最大耐荷重454kg』と、パワーラックの中ではトップクラスの耐荷重性能です。
またラック上部には『マルチチンニングバー』も搭載されており、懸垂トレーニングも同時に行うことが可能です。
黒色でコーティングされたフレームが非常にカッコいいのも魅力。機能性とデザイン性の両方を兼ね揃えた人気のパワーラックです。
サイズ | 幅127×奥行129×高さ210(cm) |
本体重量 | 97kg |
耐荷重量 | ラック:454kg、チンニング・ディップスバー:180kg |
参考価格(税込) | 143,000円 |
4.POWERTEC WB-HR19 ハーフラック
アメリカのマシンメーカーである『POWERTEC(パワーテック)』が発売するハーフラック。
横幅127cm、奥行91cmと省スペースで設置できるのが魅力。耐久重量は『450㎏』と高重量トレーニングも全く問題なしです。
またオプション(WB-LTO ラットタワーオプション)にて、ラットプルダウンマシンを装備することも可能。トレーニングバリエーションを増やすことができます。
「省スペースでスペックの高いハーフラックを設置したい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅127×奥行91×高さ208(cm) |
本体重量 | 56kg |
耐荷重量 | ラック:450kg、チンニングバー:180kg |
価格(税込) | 96,800円 |
5.IROTEC マルチパワーラック
トレーニング機器ブランド『IROTEC(アイロテック)』の代表作であるマルチパワーラックです。
高機能パワーラックとして認知度が高い一品。 セイフティバーがフリーウエイトトレーニングをがっちりサポートしてくれます。
バーベルフック・セイフティーフックがワンタッチで高さ調整でき、フラットベンチやマルチポジションベンチと組み合せるとジム同様のトレーニングが可能です。
さらに後部にはケーブルも搭載。アームカールなどのケーブルトレーニングもこれ一台で行うことが出来ます。
サイズ | 幅116×奥行145×高さ219(cm) |
本体重量 | 82kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 67,100円 |
6.IROTEC パワーラック V-MAX2
トレーニング機器ブランド『IROTEC(アイロテック)』が発売しているパワーラックになります。
価格は『61,050円(税込)』と非常にコストパフォーマンスに優れているのが魅力。フレームも頑強なので、高重量トレーニングも十分に行えます。
「コスパも品質も妥協したくない!」という方におすすめです。
サイズ | 幅115×奥行114×高さ210(cm) |
本体重量 | 90kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 61,050円 |
7.IROTEC(アイロテック) パワーラックHPM 高重量対応
『IROTEC(アイロテック)』が発売する高重量対応のパワーラックです。
デザイン・頑丈さともに極めた高重量タイプモデルになります。
75mm角、厚さ3mmの極太鋼材のフレーム採用。強靭なフレームが高重量バーベルもしっかり受け止め、高重量トレーニングをサポートしてくれます。
クイック脱着式のバーベルクラッチとセイフティバーでトレーニングの移行もスムーズに行うことが可能です。
サイズ | 幅116×奥行134×高さ201cm) |
本体重量 | 106kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 93,500円 |
8.IROTEC ハーフラックHPM
省スペース設計が魅了のハーフラックになります。
サイズ感が非常にコンパクトで、高さも低いため、天井が低い部屋にも設置することが可能です。
フレームも頑強なので、高重量スクワットでも十分に使用することができます。
「部屋が狭いからパワーラックは設置できない」という方におすすめです。
サイズ | 幅122×奥行122×高さ184(cm) |
本体重量 | 56kg |
耐荷重量 | – |
価格(税込) | 55,000円 |
9.TOP FILM マルチパワーラック
『TOP FILM(トップフィルム)が発売する家庭用マルチパワーラックです。
ベンチプレスやスクワットはもちろん、本体後部にケーブルが設置されているため、アームカールやローイングも可能です。
またラックの内側は106cmあり、ベンチプレスをする時も手幅を広げられるのもポイント。
お値段も50,000円以下で購入できるので、予算が少ない方にもおすすめです。
サイズ | 幅163×奥行116×高さ222(cm) |
本体重量 | 75kg |
耐荷重量 | 300kg |
参考価格(税込) | 36,800円 |
10.BULL パワーラック
トレーニングブランド『BULL(ブル)』が発売しているパワーラック。
最大の魅力は、超高重量トレーニングにも耐える頑強なフレームです。
また国産ブランドということで、日本人の骨格に合わせた造りなので、非常にトレーニングがしやすいのも特徴です。
『パワーリフター』や『ボディビルダー』などの高重量トレーニングを行う方におすすめのパワーラックとなります。
サイズ | 幅170×奥行170×高さ226(cm) |
本体重量 | 310kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 462,000円 |
11.BODYMAKER ハードパワーラック3
国内スポーツブランドである『BODYMAKER(ボディメーカー)』が発売するパワーラックです。
支柱間の幅も広くとり、トレーニングのための空間を十分に確保しているのが特徴。また、支柱の4隅を強化しグラつきを軽減しています。
チンニングバーのグリップ部には、ローレット加工が施しており、しっかりと自分の身体が保持することが可能です。
お値段は88,000円(税込)と平均的な価格設定。自宅に本格的なパワーラックを設置したい人におすすめです。
サイズ | 幅116×奥行155×高さ210(cm) |
本体重量 | 82.5kg |
耐荷重量 | 200kg |
参考価格(税込) | 88,000円 |
12.BODYMAKER マルチパワーラック TM170
『BODYMAKER(ボディビルダー)』が発売するマルチタイプのパワーラックです。
ベンチプレス、インクラインベンチプレスのセイフティスタンドとしてマルチに使えるラックになります。
また大きすぎず小さすぎず丁度良いサイズ感で、自宅での設置もスムーズです。
お値段は38,280円(税込)と同社のパワーラックに比べてコスパも良し。手軽に購入できるマルチパワーラックとなっています。
サイズ | 幅-×奥行110×高さ170(cm) |
本体重量 | 18kg(片側) |
耐荷重量 | 150kg |
参考価格(税込) | 38,280円 |
13.ファイティングロード パワーラック-TRUST
トレーニング器具ブランドである『ファイティングロード』が発売するパワーラックです。
チンニングバーや着脱式のバーベルホルダー、セーフティを装備。BIG3はもちろん、他のトレーニングもバリエーション豊かに行えるのが魅力です。
支柱の間隔を広く取っているので、トレーニングもスムーズ。支柱の四隅を補強し、ぐらつきを抑えています。
ベンチと組み合わせれば、ベンチプレスやショルダープレスを行うこともも可能です。
サイズ | 幅104×奥行118×高さ210(cm) |
本体重量 | 66kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
参考価格(税込) | 57,475円 |
14.ファイティングロード パワーラック HG6
ファイティングロードが発売するシンプルなパワーラックです。
スクワットとベンチプレスが可能。シンプルながらもサイズ感が小さく、自宅の省スペースで本格的なトレーニングをしたい人におすすめです。
お値段も29,000円(税込)とコスパが良いのも魅力になります。
ただしセーフティバーは装備されていないので注意が必要。別売りオプションで購入しましょう。
サイズ | 幅90×奥行158×高さ164.5(cm) |
本体重量 | メーカー非公表 |
耐荷重量 | 170kg |
参考価格(税込) | 29,000円 |
15.WASAI MK780 ハーフラック
日本のトレーニング器具ブランド『WASAI(和才)』が発売するハーフラックです。
価格は『26,800円(税込)』とコストパフォーマンス抜群。
本体重量が35kgとやや安定感には欠けますが、床への負担も少ないので、高重量トレーニングをしない方にはおすすめです。
耐荷重量は150kgですが、100kg前後のトレーニングなら十分に行えます。
「スペックよりもコスパを重視したい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅124×奥行100×高さ220(cm) |
本体重量 | 35kg |
耐荷重量 | 150kg |
価格(税込) | 26,980円 |
まとめ
いかがでしたでしょうか?
パワーラックは、ホームジムには欠かせないマシンです。
これからホームジムに設置するパワーラックの購入を検討されている方は、今回ご紹介した中から、自分に合ったパワーラックを選択してみてください。
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