「ホームジムにハーフラックを置きたいけれど、どれを選べばいいの?」というお悩みを解説します。
今回はフィットネス用品店の店長として4年間働いた筆者が、自身の経験と知識を活かして、おすすめのハーフラックを10選ピックアップしました。
これからホームジムにハーフラックを設置することを検討されている方は、必見です。

フィットネス用品店の店長として4年間働いていました!
これまで個人宅はもちろん、パーソナルジムやフィットネスクラブのマシン販売・設置を行ってきました。
今回は、その経験を生かしてホームジムにおすすめのハーフラックを10選ご紹介します!
ハーフラックはホームジムでの宅トレにピッタリのマシン
ハーフラックは、ボックス型のパワーラックと違って、省スペースで設置できることが最大のメリット。で。
パワーラックの約半分の高さしかない物も多いので、天井が低い部屋にも設置可能です。
BIG3(スクワット・ベンチプレス・デッドリフト)を中心としたトレーニングが可能で、初心者から上級者まで幅広い層のトレーニングに適しています。
組立にも危険が少ないので、基本的には一人で組立設置が可能です。
ホームジムに設置するハーフラックを購入する際のポイント
ハーフラックを購入する際には、いくつかのポイントを抑えておく必要があります。
「とりあえずレビュー評価が高いから…」という理由だけで、商品を選んでしまうと思わぬトラブルが発生することがあります。
ホームジムに設置するハーフラックを購入する際は、必ず以下のポイントを理解しておきましょう。
- 部屋のサイズを確認しておく
- 耐荷重量に注意する
- 本体重量に着目する
それでは順に解説していきます。
部屋のサイズを確認しておく
ハーフラックに限らず、ホームジムに設置するマシンを購入する際には、あらかじめ部屋の全長サイズを確認しておきましょう。
部屋の全長が設置したいマシンより小さかった場合「購入したのに設置できない…」という最悪の事態が発生します。
パワーラックに比べて、ハーフラックは高さが低いので、部屋の天井高はほとんど心配する必要はありません。
ただしハーフラックを設置する場合は、最低でも1.8m以上の幅は確保しておきましょう。
1.8m以下のスペースしかないと、ハーフラックにバーベルを設置できず、トレーニングが不可能になります。
耐荷重量に注意する
ハーフラックを選ぶ際は、『耐荷重量』にも着目する必要があります。
耐荷重量とは「マシンが耐えられる重量」を表すもの。
つまりマシンの耐荷重量を越えてトレーニングを行うと、マシンが破損する可能性があります。
主にハーフラックの耐荷重量は『150kg〜500kg』となっており、自分のトレーニング強度に応じたスペックのハーフラックを選択することが大切です。

高重量トレーニングをする方は、特にハーフラックの耐荷重量に着目しましょう。
本体重量に着目する
ハーフラックを選ぶ際は『本体重量』に着目することも大切です。
ハーフラックの本体重量は『30kg〜150kg』と様々で、基本的には本体重量が軽いものの方が、価格も安い傾向にあります。
ただし200kgを超えるような高重量トレーニングを行いたいなら、軽いハーフラックはおすすめしません。
トレーニング中にハーフラックが動いて、怪我のリスクが高まるからです。トレーニング強度に応じて、ハーフラックを選ぶことが大切です。
おすすめのハーフラック10選
本題である『おすすめのハーフラック』を紹介します。
ハーフラックは「とりあえず安いから」といって適当に選んでしまうのは非常に危険です。
今回は紹介するハーフラックは、品質に優れたものばかり。ぜひ参考にしてみてください。
1.POWERTEC WB-HR19 ハーフラック

アメリカのマシンメーカーである『POWERTEC(パワーテック)』が発売するハーフラック。
横幅127cm、奥行91cmと省スペースで設置できるのが魅力。耐久重量は『450㎏』と高重量トレーニングも全く問題なしです。
またオプション(WB-LTO ラットタワーオプション)にて、ラットプルダウンマシンを装備することも可能。トレーニングバリエーションを増やすことができます。
「省スペースでスペックの高いハーフラックを設置したい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅127×奥行91×高さ208(cm) |
本体重量 | 56kg |
耐荷重量 | ラック:450kg、チンニングバー:180kg |
価格(税込) | 96,800円 |
2.TUFFSTUFF CSM-600 ベーシックスミスハーフケージ

アメリカのトレーニング器具ブランド『TUFFSTUFF(タフスタッフ)』が発売しているハーフラック。
『本体重量107kg』『耐荷重量270kg』と非常に高スペックで、高強度トレーニングにも十分耐えられるハーフラックです。
さらにハーフラックと合わせて、スミスマシンも搭載しているのが魅力。
これ一台でフリーウェイトとスミスマシントレーニングの両方を行うことが可能です。
サイズ | 幅203×奥行183×高さ213(cm) |
本体重量 | 177kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 429,000円 |
3.IROTEC ハーフラックHPM

省スペース設計が魅了のハーフラックになります。
サイズ感が非常にコンパクトで、高さも低いため、天井が低い部屋にも設置することが可能です。
フレームも頑強なので、高重量スクワットでも十分に使用することができます。
「部屋が狭いからパワーラックは設置できない」という方におすすめです。
サイズ | 幅122×奥行122×高さ184(cm) |
本体重量 | 56kg |
耐荷重量 | – |
価格(税込) | 55,000円 |
4.BODYMAKER TM171 ハーフラック

国内フィットネスブランド『BODYMAKER(ボディーメーカー)』が発売しているハーフラック。
本体重量も54kgと安定感があり、穴のピッチも3.5cmなので高さの微調整も可能です。
セーフティーバーの長さも約34cmあるので、スクワットも安心して行えます。
またオプションでラットマシンの装着も可能。背中のトレーニングもこれ一台で行うことが可能です。
サイズ | 幅122×奥行137×高さ204(cm) |
本体重量 | 54kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 79,200円 |
5.WASAI MK780 ハーフラック

日本のトレーニング器具ブランド『WASAI(和才)』が発売するハーフラックです。
価格は『26,800円(税込)』とコストパフォーマンス抜群。
本体重量が35kgとやや安定感には欠けますが、床への負担も少ないので、高重量トレーニングをしない方にはおすすめです。
耐荷重量は150kgですが、100kg前後のトレーニングなら十分に行えます。
「スペックよりもコスパを重視したい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅124×奥行100×高さ220(cm) |
本体重量 | 35kg |
耐荷重量 | 150kg |
価格(税込) | 26,980円 |
6.LEADING EDGE ハーフラック HR100

トレーニングギアブランド『LEADING EDGE(リーディングエッジ)』が発売するハーフラックです。シンプルながらも使い勝手のよいベーシックなハーフラックになります。
高重量にも挑戦しやすい本格派ホームジムハーフラック。初心者〜上級者まで幅広い層におすすめできます。
3cm間隔での高さ調整可能です。さらにアタッチメントパーツの微調整が可能。BIG3はもちろん、チンニングやディップスを行うこともできます。
サイズ | 幅121×奥行118×高さ224(cm) |
本体重量 | 47kg |
耐荷重量 | 300kg(セーフティラック部) |
価格(税込) | 38,000円 |
7.MUSCLE FACTORY ハーフラック MC-201

日本のトレーニングブランド『MUSCLE FACTORY(マッスルファクトリー』が発売している自宅用ハーフラックです。
このハーフラックが持つ最大の特徴は、内幅が109cmと非常に広いこと。どんなトレーニングもスムーズに行うことが出来ます。
さらにラック上部には手幅を変えられるチンニングバーも搭載。ベントオーバーローイングと同時に行うことで背中の筋肉を効率良く鍛えることが可能です。
サイズ | 幅215×奥行162×高さ115(cm) |
本体重量 | 53kg |
耐荷重量 | 150kg |
価格(税込) | 59,800円 |
8.MADBULL ハーフラック

『MADBULL(マッドブル)』が発売する家庭用ハーフーラックです。
フレームの頑強な作りが魅力で、耐荷重量はなんと300kgとなっています。
またラットケーブルが標準装備されているので、背中・腕などもこれ一台で鍛えることが可能です。
価格も10万円台と手頃ながら、品質にもこだわったハーフラックになります。
サイズ | 幅133×奥行133×高さ209(cm) |
本体重量 | 88.3kg |
耐荷重量 | 300kg |
価格(税込) | 114,800円 |
9.LBGYM オリジナルハーフラック

24時間ジムを手がける『LBGYM(エルビージム)』のオリジナルハーフラックです。
ジムでの使用を想定した「業務用ハーフラック」で、本格的な仕様が魅力。
50cmプレートを装着できるプレートホルダーも標準搭載しています。
「ホームジムで本格的なフリーウェイトをしたい!」という人におすすめです。
サイズ | 幅175.44×奥行140.6×高さ210(cm) |
本体重量 | – |
耐荷重量 | – |
価格(税込) | 88,000円 |
10.GronG バーベルスタンド

サプリメントなどでも人気の国内フィットネスメーカー『Grong(グロング)』が発売するハーフラックです。
無駄を一切省いた仕様が特徴ながらも、耐荷重200kgとハードなトレーニングも行うことが出来ます。
バーベルラックとセフティーバーのみを搭載しており、省スペースでの設置が可能。名の知れた国内メーカーという安心感もあります。
「ハーフラックを設置できるスペースが限られている」という人にもおすすめです。
サイズ | 幅117×奥行84×高さ141(cm) |
本体重量 | 24kg |
耐荷重量 | 200kg |
価格(税込) | 15,480円 |
ホームジムにハーフラックを設置する場合に必要なもの一覧
器具名 | 用途 |
ハーフラック本体 | – |
バーベル | 28mmと50mmの2種。ジムで使用される口径はオリンピックバーベルと言われる50mmサイズ |
プレート | バーベルと同様に28mmと50mmの2種がある。 |
床材(ラバーマット) | ハーフラックの下に設置する。防音・床の保護・滑り止めに必須 |
プレートツリー | プレートを保管するためのもの。ハーフラック本体に標準搭載されているものもある。 |
アジャストベンチ or フラットベンチ | ハーフラックでベンチプレスなどをしたい人におすすめ。 アジャストベンチならインクラインプレスやショルダープレスなど多種目を行える。 |
工具 | ラチェットレンチ・モンキーレンチ・六角レンチ・ラバーマレット・カッターなど。 ハーフラックを組み立てる際に必要 |
上記の通り、ハーフラック本体以外にも複数の器具・工具が必要です。
必要な器具や工具は、ホームジムの内容によっても異なります。
下記の記事では「ホームジムの作り方の基本」について詳しく解説しているので、ぜひ参考にしてみてください。
まとめ
ハーフラックは省スペースで設置ができて、ホームジムにはピッタリの器具です。
ぜひ今回の記事を参考に、自分に合ったハーフラックを導入してください。
またFitLabでは、読者の方からの関する質問や相談を『無料』で受け付けています。ホームジム作りはもちろん、フィットネス関連の質問ならば何でもお答えします。
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