「6畳の部屋にホームジムを作ることって可能なの?」
上記でお悩みではありませんか?
そこで今回は、フィットネスマシンのプロである筆者が『6畳の部屋にホームジムを作るための方法』を解説。
6畳部屋にホームジムを作るまでの手順・費用・ポイントの解説に加えて、おすすめのマシンも紹介します。
これから6畳の部屋にホームジムを作ることを検討されている方は、必見です。

フィットネス用品店の店長として4年間働いていました!
これまで個人はもちろん、パーソナルジムやフィットネスクラブのマシン販売・設置を行ってきました。
今回は、その経験を生かして自宅の6畳部屋にホームジムを作る方法について解説します!
6畳の部屋にホームジムを作るのは可能か?

結論から言うと「6畳部屋にホームジムを作るのは可能」です。
6畳部屋のサイズは、畳の種類によって異なりますが、『約3,8m×2.8m』となります。
パワーラックなどの大型マシンの奥行きは、1.2m〜1.5mです。
なので『大型マシン+その他マシン1台』程度が、6畳部屋のホームジムで設置できる限界でしょう。
決して広々としている訳ではありませんが、十分にトレーニングができる広さではあります。
6畳の部屋にホームジムを作るための手順

次は6畳部屋にホームジムを作るまでの手順を解説します。
ホームジム作りは、しっかりと段階を踏んで計画的に進めていくことが大切です。
ここでお話しする以下の手順で、ホームジム作りを進めてください。
- 部屋のサイズを採寸する
- 設置するマシンを決める
- 見積もりを作成する
- マシンを購入する
- マシンを設置する
それでは順に詳しく解説していきます。
手順1:部屋のサイズを採寸する
6畳部屋にホームジムを作る第一段階として、部屋の全長サイズを採寸しましょう。
部屋の『縦・横・高さ』の3つの値を測定し、どのくらい数のマシンを設置することが出来るのかを把握することが目的です。
特に部屋の『天井高』には要注意です。
パワーラックなどの大型マシンは2m以上あるものがほとんどなので、2m以下の天井高の場合は設置することができません。
天井高を測るのは、少々手間がかかりますが、面倒くさがらず必ず採寸しましょう。
手順2:設置するマシンを決める
部屋のサイズの採寸が終わったら、実際に設置するマシンを決めていきます。
「ホームジムを作りたい!」と思っている方のほとんどは、設置したいマシンも既に決まっているはず。
あらかじめ設置したいマシンが決まっている場合は、希望のマシンが実際に設置可能かを判断します。
「せっかくマシンを買ったのに、設置できなかった…」ということがないように、必ず余裕を持って設置ができるサイズのマシンを選択しましょう。
補足:設計図を作成してみる

「部屋の採寸も終わって、設置したいマシンも決めたけど具体的なイメージが湧かない…」という方は、ぜひ一度ホームジムの設計図を作成してみましょう。
上記の写真は、筆者が実際に作成したホームジムの設計図です。
こちらは『TUFFSTUFF社』が提供している、マシン設計図アプリ(TuffStuff Fitness International Room Planner)で作成することができます。
『フィットネスショップ公式HP』にて無料で利用することが出来るので、ぜひ一度試してみてください。
フィットネスショップ公式HPはこちら
手順3:見積もりを作成する
設置するマシンも決まったら、次は実際にかかる費用を算出するために『見積もり』を作成します。
実店舗でマシンを購入する方は、お店側に見積書の作成を依頼します。
ネットショップでマシンを購入する方は、自分でどのくらいの金額が発生するのかを計算しましょう。
ホームジム作りは非常に高額な費用が発生します。
必ず見積もりを作成し、自分の予算に見合った範囲でマシンを購入しましょう。

お店で見積もりを出してもらったら思い切って値段交渉してみましょう!
以外と無駄な費用がかかっていることもあるので、一度交渉するのは大事!
手順4:マシンを購入する
設置するマシンも決まったら、次は実際にかかる費用を算出するために『見積もり』を作成します。
実店舗でマシンを購入する方は、お店側に見積書の作成を依頼します。
ネットショップでマシンを購入する方は、自分でどのくらいの金額が発生するのかを計算しましょう。
ホームジム作りは非常に高額な費用が発生します。
必ず見積もりを作成し、自分の予算に見合った範囲でマシンを購入しましょう。
手順5:マシンを設置する
マシンの購入が終了し自宅に届いたら、いよいよマシンを設置していきます。
ただしパワーラックなどの大型マシンを組み立てる場合は、必ず2人〜3人で組立を行うようにしましょう。
重たいパーツを扱うマシンの組み立ては、想像以上にハードです。
万が一の怪我を防ぐためにも、複数人での組立をおすすめします。
6畳の部屋にホームジムを作るための費用

6畳部屋に本格的なホームジムを作るためにかかる大まかな費用は『30万円〜100万円』が相場です。
もちろん選ぶマシンによって異なりますが、かなり高額な費用が発生することは間違いないでしょう。
またホームジム作りにはマシン代金以外にも『送料』や『組立設置費』、『部屋の改装費』も発生する場合があります。
必ずあらかじめ予算を決めてからホームジム作りに取り掛かりましょう。

少しでも費用を抑えたい方は、ネットショップを利用する。
費用を気にしないなら、お店を利用するのがおすすめ!
6畳の部屋にホームジムを作る際のポイント

ここでは『6畳部屋にホームジムを作る際のポイント』について解説していきたいと思います。
ホームジム作りでは、しっかりとポイントを抑えておかないと、思わぬトラブルに陥る可能性があります。
6畳の部屋にホームジムを作る際、特に意識すべきことは以下の3つです。
- 2台以上のマシン設置はしない
- 壁とマシンの距離に注意する
- 床の耐久性に注意
それでは順に解説していきます。
2台以上のマシン設置はしない
6畳のホームジムには2台以上のマシンを設置するのは、あまりおすすめできません。
スペースが余っているからといって、マシンを詰め込みすぎてしまうと、トレーニング自体がやりにくくなるからです。
6畳部屋のホームジムには『パワーラック+エアロバイク』や『ハーフラック+シットアップベンチ』など、比較的シンプルな組み合わせでマシンを設置しましょう。
壁とマシンの距離に注意する
6畳部屋にホームジムを作る際は、壁と器具の距離に気を配りましょう。
ハーフラックやベンチプレス台は、本体に加えてバーベルを設置することが必須です。マシン本体が設置できたとしても、バーベルが設置できなければ意味がありません。
さらにベーベルにプレートを着脱させるためのスペースも必要です。
「バーベルを設置しても壁とのスペースに余裕があるのか?」をあらかじめ確認しておきましょう。

ハーフラックなどを設置する場合の横幅は、バーベルを基準に考える!
床の耐久性に注意する
ホームジム作りの基本として、床の耐久度には注意しておきましょう。
もし床の耐久性が不十分で、マシンの重みにより床が抜けた場合は、最悪の事態になるからです。
一般的に木造住宅の床の強度は180㎏/㎡とされています(建築基準法施行令第85条)。
これを超えた重量を床にかけると、床底が抜ける可能性があるので、注意が必要です。
ただし床の耐久性は、建物によっても異なります。
明らかに床が痛んでいる部屋には、ホームジムを作るのは避けた方が無難です。
6畳部屋のホームジムにおすすめのマシン

ここでは、6畳部屋のホームジムにおすすめのマシンを紹介していきます。
今回は、『パワーラックを中心にしたホームジム作り』をコンセプトにマシンをピックアップしました。
6畳部屋のホームジムでは、設置できるマシンが非常に限られているので、よく吟味してマシンを選定することが大切です。
ここで紹介するマシンは、どれもフィットネスマシンのプロである筆者が厳選した器具ばかりですので、ぜひ参考にしてみてください。
TUFFSTUFF CPR-265 パワーラック

アメリカの大手マシンメーカー『TUFFSTUFF(タフスタッフ)』が製造・販売している家庭用パワーラックとなります。
家庭用パワーラックの中で品質と人気はダントツです。
高重量トレーニングにも耐える頑強なフレームに加え、ワンタッチ式でセーフティバーを移動することが出来るので『品質重視』でパワーラックを選ぶなら、これ一択だと思います。
RIZAPをはじめ、多くのパーソルジムでも導入されており、品質は折り紙付き。
6畳のホームジムでも、これ一台で充実したトレーニングができること間違いなしです。
サイズ | 幅130×奥行145×高213(cm) |
本体重量 | 99kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 203,500円 |
補足:アタッチメント購入でラットプルマシンを搭載可能
『CRP-265 パワーラック』は、別売りオプション(CHL-305WS)を搭載することで、ラットプルトレーニングを行うことができます。
ラットプルケーブルに加え、ローケーブルも搭載されているので、『ロープーリーローイング』や『アームカール』も行うことが可能です。
「フリーウェイト以外の種目もやりたい!」という方は、オプションの購入もおすすめです。
TUFFSTUFF CDM400 マルチパーパスベンチ

アメリカのトレーニング器具ブランド『TUFFSTUFF(タフスタッフ)』が発売している家庭用トレーニングベンチ。
頑強なフレームと使い易さが魅力です。ワンタッチで高さ調節ができる他、シートにも厚みがあるので、トレーニングが非常にやりやすいのも特徴。
また本体重量も37kgあり、施設用レベルの安定感があります。
RIZAP(ライザップ)をはじめ、多くのパーソナルジムでも使用されている『高スペック』のトレーニングベンチです。
『CPR-265 パワーラック』と一緒に設置するのが、おすすめです。
サイズ | 幅69×奥行145×高さ104(cm) |
本体重量 | 37kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 115,500円 |
IVANKO OT-20 スタンダードオリンピックバー

アメリカのトレーニング器具ブランド『IVANKO』が発売しているオリンピックシャフトです。
最も人気のあるバーベルであり、ホームジムトレーニーはもちろん、フィットネスクラブやパーソナルジムでも多く利用されています。
耐荷重性能は『160kg』とオリンピックシャフトの中では決して高くありませんが、一般のトレーニーなら十分なスペックです。
またグリップ部分のローレット加工は『浅すぎず、深すぎず』で丁度よく、どんな方でも心地よくトレーニングすることができます。
「とりあえず一番人気のバーベルが欲しい!」という方におすすめです。
サイズ | 220cm |
重さ | 20kg |
耐荷重量 | 160kg |
価格(税込) | 60,500円 |
補足:カラー(バーベル留め具)の購入もお忘れなく
バーベルでのトレーニングの際には、必ず『カラー(バーベルからプレートが落下するのを防止する留め具)』を付ける必要があります。
カラーは色々と種類がありますが、『クイックリリースカラー』というものが最もおすすめです。
着脱も簡単な上に、途中でカラーが外れてしまうリスクも最も低いです。
バーベルを購入される方は、絶対にカラーも一緒に購入しましょう。
IVANKO ROEZH オリンピックラバープレート

IVANKOが発売するオリンピックラバープレートです。
ゴールドジムをはじめ、多くのフィットネスクラブで採用されており、品質はトップクラス。
お値段は高いですが、圧倒的に他社製品に比べて品質が高いので、購入する価値は十分にあります。
ラバータイプなので、床を傷つけるリスクも低いので安心です。
POWERBLOCK パワーブロック SP EXP

アメリカのトレーニング器具ブランド『POWERBLOCK(パワーブロック)』が発売している可変式ダンベルとなります。
最大重量40.5kgで高重量トレーニングにも対応することが可能です。
パワーブロックの魅力は『オンザニー(ダンベルを膝に立てること)』がしやすいことにあります。
また底面の形状が四角なので、高重量のダンベルプレスもオンザニーによってスムーズに行うことが可能です。
固定式ダンベルに比べて、余分なスペースを必要としない可変ダンベルは、6畳部屋のホームジムにはピッタリのアイテムです。
サイズ | 縦19×横39.5×高さ18(cm) |
重量(片側) | 2.27kg〜40.5kg |
価格(税込) | 128,700円 |
補足:専用スタンド購入でよりスムーズにトレーニングができる!
『パワーブロック SP EXP』には専用スタンド(別売り)があります。
スタンドなしで床に置いておくことも可能ですが、重量が重くなると腰に負担がかかってしまいます。
専用スタンドを設置することで、腰に負担をかけることもなく、パワーブロックを使用することが可能です。
また腰の位置にパワーブロックが来るので、使用時に余計なストレスがありません。
予算に余裕がある方は、ぜひ購入するのがおすすめです。
AKTIVLOK インターロック式ラバーフロアマット

海外のトレーニングメーカー『ALEX(アレックス)』が発売するラバーマットです。
ホームジムを作る場合は、ラバーマットは必需品。
1枚あたり『4,620円(税込)』と比較的リーズナブルでありながら、大手スポーツクラブやパーソナルジムでも使用されている高品質なラバーマットです。
グリップ性能に優れており、このラバーマット1枚だけで十分に高強度トレーニングを行うことができます。
再生ゴムを利用したラバーマットの中には『ゴム特有の匂い』がするものも多いですが、このラバーマットは全く匂いも気になりません。
「床材は種類がありすぎて、どれを選べば良いのか分からない…」という方は、このラバーマットを選べば間違いありません。
サイズ(一枚あたり) | 縦61×横61(cm) |
マット重量(一枚あたり) | 3kg |
厚み | 9mm |
価格(税込) | 4,620円 ※1枚あたり |
補足:床の耐久度が不安な場合は『ジョイントマット』も追加で敷く
「床が痛んでいるので、ラバーマットだけじゃ不安…」という方もいらっしゃると思います。
そんな方は、ジョイントマットをラバーマットの下に敷き、床材を二層に設置するのがおすすめです。
『ジョイントマット+ラバーマット』で、床への負担をかなり抑えることができます。
マシンを購入するならフィットネスショップもおすすめ

「マシンを購入したいけれど、amazonや楽天は何となく不安…」という方は、フィットネスショップの利用がおすすめです。
フィットネスショップは、大手スポーツクラブ・ゴールドジムを運営する『株式会社THINKフィットネス』が運営する専門ショップなので信頼が持てます。
またホームジム作りの相談やマシンの見積もり作成も全て『無料』で行ってくれます。
もしマシンの組立に自信がない方は、プロのスタッフに組立を依頼することも可能です(別途料金が必要)。
これから6畳部屋にホームジムを作ることを検討されている方は、ぜひフィットネスショップの利用を検討してみてください。
フィットネスショップ公式HPはこちら

ちなみに今回紹介したマシンやダンベルは、全てフィットネスショップで購入が可能!
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、6畳の部屋にホームジムを作る方法を解説してきました。
ぜひ今回お話しした内容を参考に、ホームジム作りにチャレンジしてみてください。
また下記の記事では『ホームジムの作り方』についてさらに詳しく解説しています。
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