「1Kの部屋にホームジムを作ることって可能なの?」
上記でお悩みではありませんか?
そこで今回は、フィットネスマシンのプロである筆者が『1Kの部屋にホームジムを作るための方法』を解説。
1Kの部屋にホームジムを作るまでの手順・費用・ポイントの解説に加えて、おすすめのマシンも紹介します。
これから1Kの部屋にホームジムを作ることを検討されている方は、必見です。
1Kの部屋にホームジムを作るのは可能か?
結論から言うと「1Kの部屋にホームジムを作るのは可能」です。
ただし部屋のほとんどのスペースをマシンが占領することになります。
また1Kと言っても、マンションによって全長サイズは様々。
マシンに加えて、ベッドなども置くことを考えると、余分なスペースはほとんどないでしょう。
限られたスペースをいかに有効活用するかがポイントです。
1Kの部屋にホームジムを作るための手順
1Kの部屋にホームジムを作るまでの手順を解説します。
ホームジム作りは、しっかりと段階を踏んで計画的に進めていくことが大切です。
ここでお話しする以下の手順で、ホームジム作りを進めてください。
- 部屋のサイズを採寸する
- 設置するマシンを決める
- 見積もりを作成する
- マシンを購入する
- マシンを設置する
それでは順に詳しく解説していきます。
手順1:部屋のサイズを採寸する
1Kの部屋にホームジムを作る第一段階として、部屋の全長サイズを採寸しましょう。
『縦・横・高さ』の3つの値を測定し、何台のマシンを設置することが出来るのかを把握することが目的です。
部屋の全長を採寸し、設置できるマシンを選びましょう。
もしマンション入居時に見取り図をもらっているなら、参考にしてみるのもオススメです。
補足:天井の高さには要注意!
ホームジムを作る際には、特に部屋の『天井高』には要注意です。
マンションによっては天井高が2mに満たない建物も多くあります。
パワーラックなどの大型マシンは高さ2m以上あるものが多いので、天井高2m以下の場合は設置することができません。
天井高を測るのは、少々手間がかかりますが必ず採寸しましょう。
背の高いパワーラックなどはホームジムには適していないので注意しましょう。
手順2:設置するマシンを決める
部屋のサイズの採寸が終わったら、設置するマシンを決めていきます。
「ホームジムを作りたい!」と思っている方のほとんどは、設置したいマシンも既に決まっているはず。
設置したいマシンが決まっている場合は、希望のマシンが設置可能かを判断します。
「せっかくマシンを買ったのに、設置できなかった…」ということがないよう、必ず余裕を持って設置ができるサイズのマシンを選択しましょう。
補足:設計図を作成してみる
「設置したいマシンは決めたけど具体的なイメージが湧かない…」という方は、設計図を作成してみましょう。
上記は、筆者が実際に作成したホームジムの設計図です。
『TUFFSTUFF社』が提供している、マシン設計図アプリで作成することができます。
設計図を作成することで、より具体的なイメージが湧くはずです。
手順3:見積もりを作成する
設置するマシンが決まったら、次は費用を算出するために『見積もり』を作成します。
実店舗でマシンを購入する人は、お店側に見積書の作成を依頼します。
ネットショップでマシンを購入する場合は、自身で金額を計算しましょう。
ホームジム作りは非常に高額な費用が発生します。
必ず見積もりを作成し、自分の予算に見合った範囲でマシンを購入しましょう。
お店で見積もりを算出するなら思い切って値段交渉してみるのが得策!
無駄な費用がかかっていることもあるので、交渉は大切です。
手順4:マシンを購入する
見積もりの作成が完了し金額も確認できたら、マシンを購入します。
ただし購入の際には、必ず『マシンの納期』も同時に確認しておきましょう。
特に大型マシンの場合は、海外からマシンを輸入していることがほとんどです。
メーカーに在庫が無い場合は、納期が2ヶ月〜3ヶ月になることもあるので注意しましょう。
海外からのマシン輸入は大幅に納期が遅れることもあります。
手順5:マシンを設置する
マシンの購入が完了し自宅に届いたら、いよいよマシンを設置していきます。
ただしパワーラックなどの大型マシンを組み立てる場合は、必ず2人〜3人で組立を行うようにしましょう。
重たいパーツを扱うマシンの組み立ては、想像以上にハードです。
万が一の怪我を防ぐためにも、複数人での組立をおすすめします。
1Kの部屋にホームジムを作るための費用
1Kの部屋にホームジムを作るためにかかる大まかな費用は、以下の通りです。
マシン本体 | 50,000円〜300,000円 |
送料 | 10,000円〜100,000円 |
組立設置費 | 30,000円〜150,000円 |
工具購入費 | 3,000円〜20,000円 |
合計 | 93,000円〜670,000円 |
上記はあくまで目安ですが、最低でも10万円前後の費用がかかることは間違いありません。
もし出来るだけ費用を抑えたいなら、組立設置を自身で行うのがおすすめ。
またネットショップなどを有効に活用することで、送料を大幅に節約できる場合もあります。
1Kの部屋にホームジムを作る際のポイント
1Kの部屋にホームジムを作る際のポイントについて解説していきたいと思います。
ホームジム作りでは、しっかりとポイントを抑えておかないと、思わぬトラブルに陥る可能性があります。
1Kの部屋にホームジムを作る際、特に注意すべきことは以下の3つです。
- 騒音や振動に注意
- 床材は2層に敷くのがおすすめ
- トレッドミルは設置しない
それでは順に解説していきます。
騒音や振動に注意
1Kの部屋にホームジムを作る場合は、隣人トラブルに注意することが大切です。
ホームジムでのトレーニングは、振動や騒音が発生しやすく、マンションにホームジムを作るのは、非常にリスクを伴います。
『夜間のトレーニングは控える』、『プレートの付け替え時には出来るだけ音を発しないように注意する』など、騒音に気を使いながらトレーニングしましょう。
床材は2層に敷くのがおすすめ
1Kのホームジムでのトレーニングでは、下階への振動には特に注意する必要があります。
特にダンベルやバーベルの取り扱いには、注意が必要です。
そこで、1Kのホームジムでは必ず床材を2層に設置するようにしましょう。
『ジョイントマット+ラバーマット』の組み合わせがおすすめです。
ラバーマットの下にジョイントマットを重ねることで、より振動を防いでくれます。
トレッドミルは設置しない
1Kのホームジムにはトレッドミル(ランニングマシン)は設置しないようにしましょう。
ホームジムを作る方の中には、トレッドミルを設置したい方も多くいるはず。
しかし1Kのホームジムでトレッドミルを設置すると、振動やモーター音により隣人トラブルになる可能性があります。
どうしても有酸素運動を自宅で行いたい方は、振動が発生しない『エアロバイク』の購入がおすすめです。
1Kのホームジムにおすすめのマシン
1Kの部屋のホームジムにおすすめのマシンを紹介していきます。
『省スペースでも設置できるマシン』をコンセプトにマシンをピックアップしました。
1Kの部屋では、設置できるマシンが非常に限られています。
そのため、よく吟味してマシンを選定することが大切です。
ここで紹介するマシンは、どれもフィットネスマシンのプロである筆者が厳選した器具ばかり。
ぜひ参考にしてみてください。
POWERTEC WB-HR19 ハーフラック
アメリカのマシンメーカーである『POWERTEC(パワーテック)』が発売するハーフラック。
耐久重量は『450㎏』と高重量トレーニングも全く問題なしです。
1K部屋の省スペースでも設置できるサイズ感なので、狭いスペースでも本格的なトレーニングをすることができます。
「1Kの部屋でも本格的なフリーウェイトをしたい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅127×奥行91×高さ208(cm) |
本体重量 | 56kg |
耐荷重量 | ラック:450kg、チンニングバー:180kg |
価格(税込) | 96,800円 |
補足:WB-LTO20 ラットタワーオプションの購入もおすすめ
『WB-HR19 ハーフラック』はオプションを購入することで、ラットプルマシンを追加装備することが可能です。
フリーウェイトにプラスして背中のトレーニングも行うことができるので、さらにトレーニングバリエーションを増やすことができます。
「フリーウェイトトレーニングだけじゃ物足りない…」という方は、ぜひ購入を検討してみてください。
※ハーフラックに『WB-LTO20 ラットタワーオプション』を装備するには別売りの専用コネクタ(3,300円(税込)を購入する必要があるので注意。
CDM-400 DXマルチパーパスベンチ
9段階のシート調節が可能なアジャストタイプのトレーニングベンチです。
フレームパーツはかなり頑強な素材を使用しており、強度の高いトレーニングも安心して行うことができます。
またシートパッドのクオリティーも高く、厚み1cmの合板を使用しているので、安定感も抜群です。
『ライザップ』を筆頭に多くのパーソナルジムで使用されている、ハイエンドモデルのアジャストベンチになります。
サイズ | 幅69×奥行145×高さ104(cm) |
本体重量 | 37kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 115,500円 |
IANKO OT-15 エクササイズバー
世界的マシンメーカー『IVANKO(イヴァンコ)』が発売するオリンピックバーベルバーです。
長さが188.5cmと短めで、1Kの窮屈なスペースでも使用できることから、このバーベルをピックアップしました。
もちろんIVANKO製なので、品質は最高クラス。耐荷重量160kgと高重量トレーニングも難なくこなせます。
「ラックを設置すると、どうしても横幅が窮屈になる…」という場合におすすめです。
サイズ | 188.5cm |
重さ | 15g |
耐荷重量 | 160kg |
価格(税込) | 60,500円 |
補足:カラー(バーベル留め具)の購入もお忘れなく
バーベルでのトレーニングの際には、必ず『カラー(バーベルからプレートが落下するのを防止する留め具)』を付ける必要があります。
カラーは色々と種類がありますが、『クイックリリースカラー』というものが最もおすすめです。
着脱も簡単な上に、途中でカラーが外れてしまうリスクも最も低いです。
バーベルを購入される方は、絶対にカラーも一緒に購入しましょう。
IVANKO ROEZH オリンピックラバープレート
IVANKOが発売するオリンピックラバープレートです。
ゴールドジムをはじめ、多くのフィットネスクラブで採用されており、品質はトップクラス。
お値段は高いですが、圧倒的に他社製品に比べて品質が高いので、購入する価値は十分にあります。
ラバータイプなので、プレートの着脱時の音も軽減することができ、1Kのホームジムにはピッタリです。
POWERBLOCK パワーブロック SP EXP
アメリカのトレーニング器具ブランド『POWERBLOCK(パワーブロック)』が発売している可変式ダンベルとなります。
最大重量40.5kgで高重量トレーニングにも対応することが可能です。
パワーブロックの魅力は『オンザニー(ダンベルを膝に立てること)』がしやすいことにあります。
また底面の形状が四角なので、高重量のダンベルプレスもオンザニーによってスムーズに行うことが可能です。
固定式ダンベルに比べて、余分なスペースを必要としない可変ダンベルは、1K部屋のホームジムにはピッタリのアイテムです。
サイズ | 縦19×横39.5×高さ18(cm) |
重量(片側) | 2.27kg〜40.5kg |
価格(税込) | 128,700円 |
補足:専用スタンド購入でよりスムーズにトレーニングができる!
『パワーブロック』には専用スタンド(別売り)があります。
スタンドなしで床に置いておくことも可能ですが、重量が重くなると腰に負担がかかってしまいます。
専用スタンドを設置することで、腰に負担をかけることもなく、パワーブロックを使用することが可能です。
また腰の位置にパワーブロックが来るので、使用時に余計なストレスがありません。
予算に余裕がある方は、ぜひ購入するのがおすすめです。
AKTIVLOK インターロック式ラバーフロアマット
海外のトレーニングメーカー『ALEX(アレックス)』が発売するラバーマットです。
ホームジムを作る場合は、ラバーマットは必需品。
1枚あたり『4,620円(税込)』と比較的リーズナブルでありながら、大手スポーツクラブやパーソナルジムでも使用されている高品質なラバーマットです。
グリップ性能に優れており、このラバーマット1枚だけで十分に高強度トレーニングを行うことができます。
サイズ(一枚あたり) | 縦61×横61(cm) |
マット重量(一枚あたり) | 3kg |
厚み | 9mm |
価格(税込) | 4,620円 ※1枚あたり |
補足:1Kのホームジムではジョイントマットも重ねて設置する
1Kのホームジムでは前述した通り『ジョイントマット+ラバーマット』の組み合わせで、2層に床材を敷くのがおすすめです。
ラバーマットだけだと、どうしても下の階にトレーニングの振動が響きやすいので、防振対策としてジョイントマットを設置します。
1Kのホームジムで防振対策は必須です。必ず設置しましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、1Kの部屋にホームジムを作る方法を解説してきました。
ぜひ今回お話しした内容を参考に、ホームジム作りにチャレンジしてみてください。