「一軒家にホームジムを作りたいけど、どうしたらいいの?」
上記でお悩みではありませんか?
最近ではスポーツジムに通わず自宅にホームジムを作る方も増えてきました。
今回はフィットネスマシンのプロである筆者が『一軒家にホームジムを作る方法』を解説。
一軒家の部屋にホームジムを作るまでの手順や費用、おすすめのマシンも同時に解説します。
これから一軒家にホームジムを作ることを検討されている方は、必見です。
フィットネス用品店の店長として4年間働いていました!
これまで個人はもちろん、パーソナルジムやフィットネスクラブのマシン販売・設置を行ってきました。
今回は、その経験を生かして一軒家のホームジム作りの方法について解説します!
一軒家にホームジムを作るまでの手順
まずは一軒家にホームジムを作るまでの手順について解説したいと思います。
ホームジム作りは、しっかりと段階を踏んで計画的に進めていくことが大切です。
ここでお話しする以下の手順で、ホームジム作りを進めてください。
- どの部屋にホームジムを作るのかを決める
- 部屋のサイズを採寸する
- 設置するマシンを決める
- 見積もりを作成する
- マシンを購入する
- マシンを設置する
それでは順に詳しく解説していきます。
手順1:どの部屋にホームジムを作るのかを決める
まずは自宅のどの部屋にホームジムを作るのかを決めます。
ここでのポイントは『できるだけスペースが広い部屋を選ぶ』ということ。
当初は「パワーラック1台だけでいい」と思っていた方も、ホームジム歴が伸びていく程に他のマシンを欲しくなってくるものです。
ならばホームジムを作る最初の段階から、出来るだけ広い部屋にホームジムを作るようにしましょう。
後に他のマシンが欲しくなっても、スペースが空いてさえいれば、希望通りに設置することができます。
補足:ホームジム部屋の移設はかなり大変
マシンを他の部屋に移設させることは、かなり大変で重労働です。
特にパワーラックなどの大型マシンなどの場合は、一度分解した後に、また組立てる必要があります。
自力で出来ない場合は、業者も呼ばなくてはならないため、料金がかかります。
「一度設置したマシンは、もう動かせない」という心持ちでホームジムを作る部屋を選択しましょう。
手順2:部屋のサイズを採寸する
ホームジムを作る部屋を決めたら、次は部屋のサイズを採寸していきます。
部屋の『縦・横・高さ』の3つの値を測定し、どのくらい数のマシンを設置することが出来るのかを把握することが目的です。
特に部屋の『天井高』には要注意です。
パワーラックなどの大型マシンは2m以上あるものがほとんどなので、2m以下の天井高の場合は設置することができません。
手順3:設置するマシンを決める
部屋のサイズの採寸が終わったら、実際に設置するマシンを決めていきます。
「ホームジムを作りたい!」と思っている方のほとんどは、設置したいマシンも既に決まっているはず。
あらかじめ設置したいマシンが決まっている場合は、希望のマシンが実際に設置可能かを判断します。
「せっかくマシンを買ったのに、設置できなかった…」ということがないように、必ず余裕を持って設置ができるサイズのマシンを選択しましょう。
補足:設計図を作成してみる
「部屋の採寸も終わって、設置したいマシンも決めたけど具体的なイメージが湧かない…」という方は、ぜひ一度ホームジムの設計図を作成してみましょう。
上記の写真は、筆者が実際に作成したホームジムの設計図です。
こちらは『TUFFSTUFF社』が提供している、マシン設計図アプリ(TuffStuff Fitness International Room Planner)で作成することができます。
『フィットネスショップ公式HP』にて無料で利用することが出来るので、ぜひ一度試してみてください。
フィットネスショップ公式HPはこちら手順4:見積もりを作成する
設置するマシンも決まったら、次は実際にかかる費用を算出するために『見積もり』を作成します。
実店舗でマシンを購入する方は、お店側に見積書の作成を依頼します。
ネットショップでマシンを購入する方は、自分でどのくらいの金額が発生するのかを計算しましょう。
ホームジム作りは非常に高額な費用が発生します。
必ず見積もりを作成し、自分の予算に見合った範囲でマシンを購入しましょう。
手順4:マシンを購入する
見積もりの作成が完了し金額も確認できたら、いよいよマシンを購入します。
ただし購入の際には、必ず『マシンの納期』も同時に確認するようにしましょう。
特に大型マシンの場合は、海外からマシンを輸入している場合がほとんどです。
メーカーに在庫が無い場合は、2ヶ月〜3ヶ月の納期がかかることも有り得るので注意が必要となります。
手順5:マシンを設置する
マシンの購入が終了し自宅に届いたら、いよいよマシンを設置していきます。
ただしパワーラックなどの大型マシンを組み立てる場合は、必ず2人〜3人で組立を行うようにしましょう。
重たいパーツを扱うマシンの組み立ては、想像以上にハードです。
万が一の怪我を防ぐためにも、複数人での組立をおすすめします。
一軒家にホームジムを作るための費用
一軒家に本格的なホームジムを作るためにかかる大まかな費用は『30万円〜100万円』が相場です。
もちろんマシンメーカーやホームジムの規模によって異なりますが、かなり高額な費用が発生することは間違いないでしょう。
またホームジム作りにはマシン代金以外にも『送料』や『組立設置費』、『部屋の改装費』も発生する場合があります。
必ずあらかじめ予算を決めてからホームジム作りに取り掛かりましょう。
一軒家にホームジムを作る際のポイント
ここでは『一軒家にホームジムを作る際のポイント』について解説していきたいと思います。
ホームジム作りでは、しっかりとポイントを抑えておかないと、思わぬトラブルに陥る可能性があります。
自宅の部屋にホームジムを作る際、特に意識すべきことは以下の3つです。
- 1階にホームジムを作るのがおすすめ
- 2階にホームジムを作る場合は、床材を2層にする
- 換気の良い部屋を選択する
それでは順に解説していきます。
一階にホームジムを作るのがおすすめ
一軒家にホームジムを作る場合は、一階にマシンを設置するのがおすすめです。
理由は「二階は床の耐久度が、一階に比べて劣る場合があるから」です。
どうしても二階にしか空き部屋がないならば仕方ありませんが、もし設置可能ならば、迷わず1階の部屋を選択しましょう。
二階にホームジムを作る場合は、床材を2層にする
どうしても二階にしかホームジムを作れない場合は、床材を2層に敷くことがおすすめです。
床への負担が少なくなることに加えて、一階への振動を軽減することができます。
おすすめの床材の設置方法は『ジョイントマット+ラバーマット』もしくは『コンパネ+ラバーマット』です。
もちろん一階にホームジムを作る場合も床材を2層に敷くことで、より安心してトレーニングを行うことができます。
換気の良い部屋を選択する
あまり意識する方は少ないですが『ホームジムの換気』は非常に大切なポイントです。
特にラバーマットを敷いた場合は、かなりのゴム臭が発生することがあります。
換気の悪い部屋だと、暫くの間は部屋にマットのゴム臭が充満する可能性が高いです。
出来るだけ換気の良い広い部屋を選択し、使用時以外は扉を開けて部屋を換気するようにしましょう。
補足:ラバーマットならAKTIVLOKがおすすめ
ホームジムに設置するラバーマットなら『AKTIVLOK インターロック式ラバーマット』がおすすめ。
理由は『ラバーマット特有のゴム臭がほとんどしない』からです。
広くない部屋でも、ゴムの匂いをあまり気にすることなくトレーニングが行えます。
1枚あたり『4,620円(税込)』と比較的リーズナブルでありながら、大手スポーツクラブやパーソナルジムでも使用されている高品質なラバーマットです。
一軒家のホームジムにおすすめのマシン
ここでは一軒家に設置するのにおすすめのマシンを紹介したいと思います。
マシン選びは、ホームジムを作るうえで最も大切なポイントです。
「購入したのに、品質がいまいちだった…」とならないようにマシン選びは慎重に行いましょう。
ここで紹介するマシンは、フィットネスマシンのプロである筆者が、厳選したものです。
ぜひホームジムに設置するマシンの候補として参考にしてみてください。
TUFFSTUFF CPR-265 パワーラック
アメリカの大手マシンメーカー『TUFFSTUFF』が発売している家庭用パワーラックとなります。
正直、家庭用パワーラックの中で品質と人気はダントツです。
高重量トレーニングにも耐える頑強なフレームに加え、ワンタッチ式でセーフティバーを移動することが出来るので余計なストレスがなくトレーニングができます
RIZAPをはじめ、多くのパーソルジムでも導入されており、品質は折り紙付き。
一軒家に設置するなら、コレが一番おすすめのパワーラックです。
サイズ | 幅130×奥行145×高213(cm) |
本体重量 | 99kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 203,500円 |
TUFFSTUFF CSM-725 ハーフケージアンサンブル
TUFFSTUFF(タフスタッフ)が発売する『スミスマシン・ケーブルシステム・アジャストベンチ』がセットになったマシンです。
マシンの耐久性能が抜群なうえに、非常に使い勝手が良いのも魅力。
フリーウェイトの高強度トレーニングはもちろん、スミスマシンとケーブルシステムを使って安全にトレーニングも行えます。
「ホームジムには1台だけマシンを設置したい!」という方にピッタリのマシンです。
ただし本体重量は400kg以上あるので、床の耐荷重量には注意が必要。もし心配な方は、コンパネとラバーマットを設置することをおすすめします。
サイズ | 幅203×奥行201×高さ213(cm) |
本体重量 | 411kg |
耐荷重量 | メーカー非公表 |
価格(税込) | 825,000円 |
マッスルビルダー ワイドベンチ セーフティバー付 THWS1SP
ゴールドジムを運営する『株式会社THINKフィットネス』が製造・販売するオリジナルのベンチプレスです。
家庭用という位置付けではあるものの、商品のスペック自体は施設用のベンチプレスとも大差はありません。
フレームが非常に頑強に造られており、高重量トレーニングも安心して行うことができます。本体重量も68kgと安定感抜群。
「ホームジムにベンチプレスを設置したい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅122.5×奥行118×高109(cm) |
重さ | 68kg |
耐荷重量 | 200kg |
価格(税込) | 83,600円 |
POWERTEC WB-LS20 レバレッジシステム
アメリカのマシンメーカー『POWERTEC(パワーテック)』が発売するマルチマシンです。
1台で20種類以上のトレーニングが可能で、ホームジムでのトレーニングもバリエーション豊富に行うことができます。
てこの原理を利用しており、自然な負荷抵抗でハードユーザーにも非常に人気です。
「ホームジムでも多種多様なトレーニングがしたい!」という方におすすめです。
サイズ | 幅146×奥行207×高さ208(cm) |
本体重量 | 120kg |
耐荷重量 | プレスアーム部:225kg、ラットプルダウン:135kg |
価格(税込) | 264,000円 |
POWERBLOCK パワーブロック SP EXP
アメリカのトレーニング器具ブランド『POWERBLOCK(パワーブロック)』が発売している可変式ダンベルです。
重量は『2,27kg〜40.5kg』で高重量トレーニングも行うことができます。
ホームジムではマシンを置けるスペースも限られているため、可変式ダンベルが非常におすすめです。
底面が四角の形状なので『オン・ザ・ニー(膝にダンベルを乗せること)』もしやすく、ダンベルプレスやショルダープレスもスムーズに行うことができます。
「ホームジムには可変ダンベルが欲しい!」という方におすすめです。
サイズ | 縦19×横39.5×高さ18(cm) |
重量(片側) | 2.27kg〜40.5kg |
価格(税込) | 128,700円 |
マシンを購入するならフィットネスショップもおすすめ
「マシンを購入したいけれど、amazonや楽天は何となく不安…」という方は、フィットネスショップの利用がおすすめです。
フィットネスショップは、大手スポーツクラブ・ゴールドジムを運営する『株式会社THINKフィットネス』が運営する専門ショップなので信頼が持てます。
またホームジム作りの相談やマシンの見積もり作成も全て『無料』で行ってくれます。
もしマシンの組立に自信がない方は、プロのスタッフに組立を依頼することも可能です(別途料金が必要)。
これから一軒家にホームジムを作ることを検討されている方は、ぜひフィットネスショップの利用を検討してみてください。
フィットネスショップ公式HPはこちらまとめ
いかがでしたでしょうか?
今回は、一軒家にホームジムを作る方法を解説してきました。
ぜひ今回お話しした内容を参考に、ホームジム作りにチャレンジしてみてください。
また下記の記事では『ホームジムの作り方』についてさらに詳しく解説しています。
「もっとホームジムの作り方を具体的に知りたい!」という方は、ぜひご一読ください。